鈴鹿の上高地、上水晶谷左岸尾根〜御在所岳、ブナ清水で秋味満腹

2012-11-04

boo


朝明渓谷駐車場7:20〜根の平峠8:27〜鈴鹿の上高地9:07…9:12〜上水晶谷出合9:41…9:55〜上水晶谷左岸尾根1066P10:40…10:45〜上水晶谷左岸尾根1155P11:00…11:05〜御在所岳11:30…11:40〜石門12:25…13:00〜国見岳13:10…13:15〜ブナ清水14:15…14:30〜ブナ清水分岐14:57〜朝明渓谷駐車場15:43

鈴鹿の上高地というところがあるらしい。ブナ清水もさぞ紅葉の頃には良かろうと思っていたので、紅葉が稜線から中腹へと降りてくる頃を見計らって久し振りの鈴鹿詣である。鈴鹿の上高地とブナ清水を繋ぐには上水晶谷を遡って国見峠に出るのがよいと思っていたが春に通ったばかり。たまたまネットで上水晶谷左岸尾根を伝って御在所岳に登る記事を目にすると、急坂ながらも尾根通しで道迷いの心配もなく自然林が続くという。早起きしたつもりだが、西名阪・名阪・東名阪と車が多い。朝明渓谷駐車場の管理人も大忙しで雑談する暇もない。渓谷沿いはいい雰囲気だが見上げる中腹はこれからなのか終わりつつあるのか少し期待外れと思っているうちにブナ清水との分岐点。黄葉の森にテンションが上がる。根の平峠からタケ谷に沿って薄い踏み跡をテープを探しつつ何回か渡渉して鈴鹿の上高地への入り口を探す。

根の平峠へは黄葉が美しい

根の平峠へは黄葉が美しい


根の平峠からイブネ。この青空が一日続いてくれると嬉しいのだが

根の平峠からイブネ。この青空が一日続いてくれると嬉しいのだが


愛知川が見えると右岸に沿って癒しの森が広がっている

愛知川が見えると右岸に沿って癒しの森が広がっている


左に入れそうなところを入ったり引き返したりしたが、何のことはない、愛知川に出会う寸前までずんずん進めば自然と鈴鹿の上高地と呼ばれる愛知川右岸台地の森に行き着く。広々とした平らな雑木林といった雰囲気のいい森で田代池らしき湿地もある。ナントカ銀座、ナントカ富士といった権威を借りてくるようなネーミングは好まないが、見飽きぬ空間が広がって決まった道などないので好きなところを好きなように歩き回れる。そのまま愛知川に沿うと上水晶谷に突き当たり対岸に渡ると、踏み跡は上水晶谷から少し離れ上水晶谷左岸を進む。

だんだんといい雰囲気に包まれてくる

だんだんといい雰囲気に包まれてくる


鈴鹿の上高地のシンボルとか、桂の大木

鈴鹿の上高地のシンボルとか、桂の大木


好きなところを歩き回る楽しさ

好きなところを歩き回る楽しさ


写真右半分落葉に覆われて分かり辛いが、池というか湿地というか

写真右半分落葉に覆われて分かり辛いが、池というか湿地というか


上水晶谷に出合うと対岸に渡る

上水晶谷に出合うと対岸に渡る


炭焼きの窯跡。鈴鹿では随所に見られるらしい。その頃はここで生活していたのか

炭焼きの窯跡。鈴鹿では随所に見られるらしい。その頃はここで生活していたのか


上水晶谷と旧千種街道との出合の川原で小休止。ちょうど団体さんが根の平峠方面からやってこられる。ここまで昨日テン泊したと思われる若者4人組と単独男性3,4人と会っただけで、これから向かう上水晶谷左岸尾根でも御在所岳までは寂しい山行になると思っていたのだが、この団体さん、2組に分かれて目的の尾根を先行されたようである。さて、上水晶谷左岸尾根へは踏み跡もテーブもないので傾斜の緩そうなところから取っ掛かる。最初しばらくは油断するとズルッと滑ったら転がり落ちるような急傾斜。我慢して木の幹を掴みながら身体を持ち上げるようにして上っていく。自然林の紅葉した中であることが唯一の救いである。誰一人周りには居まいと相棒と大声で嘆声や歓声を上げていると、前方に人だかり。ん、さっきの団体さん? それからはお互い休憩で追いつき追い越せしているうちに団体さんの先発組と後発組の間に挟まれ、なんともなぁ…。

上水晶谷と旧千種街道との出合で一息。右岸を伝うと国見峠へ

上水晶谷と旧千種街道との出合で一息。右岸を伝うと国見峠へ


上水晶谷左岸尾根はしばらく急登がつづく

上水晶谷左岸尾根はしばらく急登がつづく


奥に見えるのは(多分)国見岳

奥に見えるのは(多分)国見岳


微かに断続した踏み跡はある

微かに断続した踏み跡はある


上水晶谷側は奇麗に色付いている

上水晶谷側は奇麗に色付いている


P1155では展望も開けて少し進むと御在所岳も指呼の間に姿を現す。少し下って上り返して笹原の中に入って踏み跡も分からなくなり適当に進んでいくと、突如武平峠からの登山道のナントカ碑の前に出て観光客が記念撮影で順番待ち。御在所岳三角点はすぐのところで、こちらも登山者・観光客でごった返しの状態。オヤジがへたり込んでいる間に相棒は望湖台へ。展望抜群だったそうだが、オヤジは高い所が嫌いである。遠くに雪を冠った独立峰が3つ見える。多分、御岳、乗鞍、白山だと思うが、地図を取り出して山座同定するのも面倒なのでそういうことにしておく。間違っていても誰に迷惑をかけるでもなし。

P1155で展望が開ける。正面に雨乞岳

P1155で展望が開ける。正面に雨乞岳


P1155から

P1155から


望湖台にはたくさんの人が

望湖台にはたくさんの人が


今回一番奇麗だった中腹の紅葉

今回一番奇麗だった中腹の紅葉


上水晶谷左岸尾根を振り返る。奥にイブネ、クラシ

上水晶谷左岸尾根を振り返る。奥にイブネ、クラシ


一般登山道に出ると鎌ヶ岳の鋭峰

一般登山道に出ると鎌ヶ岳の鋭峰


御在所からの紅葉は頂上付近はほぼ終わり、見渡す中腹も期待したほどではなかった。ここで昼飯を食べるのも落ち着かないので国見岳への途中で適当な展望岩上テラスを探すが、いずこも満員御礼。仕方ないので石門横の岩に座を占めてラーメンとコンビニおなぎりである。食後石門からの雄大な展望を楽しんで後のお客さんに席を譲って後片付けしていると例の団体さんのご到着。よくよくご縁があるモノだが、国見岳、キノコ岩までまたまた前後してキノコ岩は一足違いで遅れを取ったので、キノコ岩を眺める岩場でまったりと麓の眺望を楽しむことに。

鈴鹿

御在所から雨乞岳〜イブネ、クラシ

御在所から雨乞岳〜イブネ、クラシ


石門からの眺望

石門からの眺望


国見岳周辺には眺望のいい岩上テラスがあちこちにある

国見岳周辺には眺望のいい岩上テラスがあちこちにある


左にきのこ岩、奥に雨乞岳〜イブネ、クラシ

左にきのこ岩、奥に雨乞岳〜イブネ、クラシ


きのこ岩の隣の岩から見下ろす伊勢谷の紅葉

きのこ岩の隣の岩から見下ろす伊勢谷の紅葉


この後、ブナ清水までご一緒するようなことになるとどうしようと思っていたら、漏れ聞く話し声に「ハライドはあっちかな?」と。ハライドに向かわれるようである。心の中で、ガッツポーズ。ブナ清水へと下っていく。ブナ清水に近付くにつれ見事な紅葉の森。日本庭園のようなところもあり、起伏に富んでいるので鈴鹿の上高地とは違った風情が楽しめる。ブナ清水の前で感じのいいご夫婦と会話を交わしてのんびりとコーヒータイム。立ち去り難いが重い腰を上げる。旧千草街道のブナ清水分岐までも紅葉を腹一杯賞味して、大満足の鈴鹿の秋であった。

ブナ清水へ

ブナ清水へ


日本庭園のようである

日本庭園のようである


ブナ清水

ブナ清水、大岩の下から清水が流れ出ている

ブナ清水、大岩の下から清水が流れ出ている


さあ、宴は終わった

さあ、宴は終わった


ブナ清水

ブナ清水


コメント12件

  • 紀州のカモシカ | 2012.11.06 15:39

    上の地図が当PCでは何故か表示しないのでカシミ-ルの地図を見ながら記事を読みました。根の平峠からは等高線も開いてきてなだらかになっていますね。GPS等ないと迷いそうですね。標識等は有るのでしょうか。

  • 産六 | 2012.11.06 16:31

    紀州のカモシカさん、こんにちは。
    あっ、地図表示されませんか。
    マイナーなソフトを使っているので見られない場合もあるのではと心配はしていたのですが。
    Macメインなのでカシミ-ルは敷居が高いです。(涙)

    根の平峠から尾根に取付くまでは少し起伏がある程度の気持ちいい森の中です。
    標識は根の平峠を越えて旧千種街道(杉峠〜雨乞岳)と愛知川との分岐に
    新しいのが建てられていました。
    春に行った時はこの標識もなく旧千種街道へ進むのに大いに悩みました。
    ここで迷われる方が続出したので新しく作られたみたいです。
    たまにテープが見られる程度で鈴鹿の上高地への標識は全く見られませんでした。
    GPSは必須ですね。
    初めは分からないのでこの辺で入るかとかいろいろ迷いましたが、
    結局愛知川に突き当たるまで進んで左に入れば目的地で悩むことはなかったです。

  • 団子 | 2012.11.06 18:37

    中腹と伊勢谷は みごとな紅葉ですね。
    頂上付近は 既に終わっているみたいですね。
    私は 蒼滝に行ったことがありますが 
    上へは登っていません。
    行きたいですが ちと遠いです(笑) 

    私の方は 高野山へ行ってきました。
    今 真っ盛りです。
    600mほどまで下りてきている感じです。

  • 産六 | 2012.11.06 19:23

    団子さん、こんばんは。
    麓に狙いをつけて行きましたので頂上付近はハナから諦めてたんですが、
    なけりゃなけりゃでなんか腹立たしい。(^^;
    中腹も奇麗なのはあそこくらいで、見渡す限り・・・とはいきませんね。

    確かに鈴鹿は遠いです。
    登山口までがいい道なので運転手は大喜びしとります。(笑)

    高野山、ドンピシャですね。
    明日、アンニョンさんと女人堂で合流します。(^^

  • 段平 | 2012.11.06 23:37

    いや~いい所があるのですね~、初めて知りました。
    鈴鹿の上高地ですか、行ってみたいです。

    紹介有難うございます。物凄く参考になりました。

  • 産六 | 2012.11.07 7:08

    段平さん、おはようございます。
    私は渡渉も苦手なので、上水晶谷を渡渉するポイントの画像を検索していたら
    「鈴鹿の上高地?」・・・で、気になって・・・(^^

    紅葉は少し早いくらいだったので今週末くらいがベストかなと思います。
    「ブナ清水」も少し違った趣のいいところです。

  • ke-n | 2012.11.07 9:06

    産六さん、おはようございます。

    中腹の紅葉の絶景がドンピシャで、
    愛知川流れる鈴鹿の上高地と呼ばれる場所も、
    抜群に素晴らしい雰囲気ですね。
    まさに癒し系の森が広がっているようで、
    これはぜひとも行きたいリストに入れさせてもらいます。

    朝明渓谷駐車場までは西名阪に入ってからどのくらいの時間で、
    到着となりますでしょうか。

    本日、アンニョンさんと高野山で合流なんですね。
    こちらも楽しみにさせていただきますね。
    そして僕は明日、高野山に行く予定です(笑顔。

  • 蜻蛉 | 2012.11.07 21:52

    産六 様
    今晩わ!
    鈴鹿はいいですよね!一時、山友の先輩と鈴鹿に行っておりました時期が懐かしいです。鈴鹿セブンマウンテンも確か「雨乞岳」が残っているような記憶がありますが、いつになるのかさっぱり予定がございません。

    それにしてもこの風景は贅沢でございます。
    「好きなところを歩き回る楽しさ」で心も体も癒されるなんて・・・はっ・・・あ!最高ですよね。羨ましい!

    やはり山友の最強組み合わせは、「家族」ですよね。機動力は抜群!気心は知れている!いや!最高・最強の相棒でございます。

  • hawks | 2012.11.07 22:16

    産六様こんばんは。
    いや~鈴鹿の紅葉はやっぱり綺麗ですね。
    私は行きたいと思いつつ紅葉の鈴鹿には行った事がありません。
    鈴鹿の上高地は初めて知りました。写真からいい雰囲気が伝わってきました。
    近畿に戻れるのはいつになるか解りませんが、戻った時には是非行って見たい場所ですね。

  • 産六 | 2012.11.08 8:29

    ke-nさん、おはようございます。
    藤井寺ICから朝明渓谷駐車場まで途中コンビニに寄って1時間40分でした。
    亀山で降りると料金は節約できますが時間がかかるので
    東名阪を鈴鹿ICで降りました。四日市ICで降りても
    ほとんど時間は変わらないと思います。
    帰りは四日市ICへ向かうと必ず渋滞に巻き込まれます。
    鈴鹿ICまでの道は改修されて快走路になってます。

    アハハ、ke-nさんが行かれるのなら、
    写真のアップは恥をかかないように少なめにしときます。(汗)

    あっ、朝明渓谷駐車場は有料の500円で
    おしゃべり好きのおじさんがヒマな時はいろいろと相手してくれますよ。(^^

  • 産六 | 2012.11.08 8:39

    蜻蛉さん、おはようございます。
    「雨乞岳」も行きたいところです。
    少し奥まっているのでなかなか大変そうですね。

    今回は終始自然林の中でたっぷりと鈴鹿の紅葉を楽しませてもらいました。
    鈴鹿は高速を利用できるので時間はそれほどでもないですが
    高速代と燃料費は痛いです。でも、いいとこです・・・(^^

    確かに機動力は抜群です。気心が知れているかどうかは、
    お互い誤解や信用していない面が多々ありますよ。(笑)

  • 産六 | 2012.11.08 8:45

    hawksさん、おはようございます。
    鈴鹿の紅葉は私も初めてでした。
    シロヤシオ、アカヤシオ、霧氷と見て、鈴鹿は大変気に入ってます。
    少し人の多いのは難ですが、今のところ狭い林道を入ることはないので
    登山口までは気楽に行けるのも高得点です。

    植林もあまりお目にかからないし二次林というのですか、
    この雰囲気もいい感じですね。
    鈴鹿の上高地、写真で少しでも雰囲気が伝わっておればいいのですが
    茫洋としてこれといったポインがないけどエエところです。(^^;

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