初めての山小屋泊で、御岳山満喫(1日目)

2012-07-23

boo


濁河温泉登山口6:14〜のぞき岩避難小屋8:08…8:13〜五の池小屋10:18…11:06〜継子岳11:53…12:00〜Ⅱ峰12:20〜四の池13:00〜五の池小屋13:46

梅雨も明けてお天気も安定するかと御岳山・五の池小屋に予約を入れると『空いてますよー』と。初めての山小屋泊が混雑しているのは避けたかったので、まずは一安心。昨年は田の原から上ったので、今回は濁河温泉から上って五の池小屋に荷物を預けて継子岳と剣ケ峰を周回して御岳山の山上台地を満喫しようとの目論見である。登山口に深夜に着いて車中泊するのがベターだが、我が家のコンパクトカーで3人が寝るには無理な相談。かといって強行軍では体力に自信がない。で、濁河温泉近くの胡桃島キャンプ場で一夜を明かすことにする。

初の山小屋泊にチョイスした五の池小屋

初の山小屋泊にチョイスした五の池小屋


日曜日、予想外の空模様。東名阪、伊勢湾岸、東海環状、中央道と雨が降ったり止んだりで木曽福島から開田高原に入ってもスッキリとはしない。まずは御嶽明神温泉・やまゆり荘で一汗流しておこう。もちろん、晴れていれば露天風呂から眺められるはずの御岳も雲の中である。素晴らしい白樺林のつづく高原道路を経て今宵の寝床・胡桃島キャンプ場へ。ちょうど雨も上がってこの間にテントを設営してしまおうと受付をして、明日は早朝にチェックアウトしますと話していたら、管理人さんが早朝からの撤収は面倒だから場内の避難小屋(畳敷きでテーブル、イスまである)を1サイトの使用料金で使ってもいいよとの有難いお言葉。

胡桃島キャンプ場は白樺に囲まれた気持ちいい野営場

胡桃島キャンプ場は白樺に囲まれた気持ちいい野営場


雨の心配もなく汗も流さずにのんびりと晩ご飯を楽しんで、早い就寝。・・・と、窓から見る空が明るい。おお、満天の星空が広がっている。北斗七星も初めてはっきりと見たような気がする。あっ、流れ星。希いを浮かべる暇もない。この星空を写真に撮る機材も腕もないのが口惜しい。明けて5時にキャンプ場を後にする。スムーズに移動できました。管理人さん、感謝です。

胡桃島キャンプ場の朝

胡桃島キャンプ場の朝


濁河温泉までも思ったよりも走りやすい快適な道で、町営登山者駐車場(無料)には車が2台。朝飯を食べて準備しているとさらに2台。聞けばどちらも剣ヶ峰をピストンするらしい。駐車場からすぐ目の前の吊り橋横にトイレがあり、登山届けを提出して吊り橋を渡ると雰囲気のいい樹林帯がつづく。木道が整備されているが前日の雨と朝露で濡れて滑りやすい。濡れている時の下りは要注意である。

登山口の吊り橋。橋の手前右手にトイレと登山届ボックス

登山口の吊り橋。橋の手前右手にトイレと登山届ボックス


森林限界を超えるまで視界は広がらないが、雰囲気のいい登山道

森林限界を超えるまで視界は広がらないが、雰囲気のいい登山道


仙人滝の上の道を進むとまた吊り橋があって、そこからは勾配も少し急になるが樹林帯の雰囲気はいい。が、あまり長いと単調になって、前日の睡眠不足とザックの重さ(必要以上の荷物を詰め込み過ぎだが)に身体が悲鳴を上げ出す。30分に一度の休憩が20分となり、10分でも休憩したくなる。森林限界を越えてやっと展望が楽しめるはずだが、麓からガスが上がってきてせっかくの展望もままならない。田の原からのコースと比べると静かないいコースだが、木道と岩ばかりの少し歩き難い印象であった。

2つ目の吊り橋の手前に休憩ポイントがある

2つ目の吊り橋の手前に休憩ポイントがある


今が盛りのカラマツソウが至る所に

今が盛りのカラマツソウが至る所に


ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ


見上げると摩利支天岳に連なる稜線が圧倒的な存在感で迫り、摩利支天乗越から継子岳への鞍部にある飛騨頂上と五の池小屋が遥かに見える。ハイマツの多い継子岳の山腹を喘ぎ喘ぎ上ると斜面一面にコマクサが咲き誇っている。肉眼で見るとピンクの絨毯を敷き詰めたよう(ちょいオーバー)なんだけどなぁ。随分時間がかかってしまったが登山口出発が早かったので、五の池小屋には早すぎるほどの到着である。とりあえず受付して荷物を預かってもらう。空いているのでお好きな寝床をどうぞと言われ、新館2階の奥まったスペースを確保。結局2階の広〜いスペースは我が家で貸切状態となった。超が2ケタ付くほどのラッキーであった。

右奥に飛騨頂上と五の池小屋が微かに見える

右奥に飛騨頂上と五の池小屋が微かに見える


振り返ると麓は雲の中である

振り返ると麓は雲の中である


摩利支天乗越から摩利支天乗岳が青空に映える

摩利支天乗越から摩利支天乗岳が青空に映える


五の池小屋はもうすぐ。左右の斜面にはコマクサが群生している

五の池小屋はもうすぐ。左右の斜面にはコマクサが群生している


これに会いたかった!

これに会いたかった!


小屋前のデッキから五の池と摩利支天乗越

小屋前のデッキから五の池と摩利支天乗越


五の池小屋新館2階。これで3分の1、この広いスペースを貸切状態

五の池小屋新館2階。これで3分の1、この広いスペースを貸切状態


小屋前のデッキでキャンプ場で握ったおにぎりで昼飯を済ませ、本日のメーンである継子岳から四の池周回に出発。コマクサ群生地を過ぎると岩の瓦礫と石塔の林立する異様な風景が広がる。ここで雷鳥親子と遭遇(子を見守る親の姿を動画に収めてます)。鳴き声も聞けて、これだけで今日は充分である。ノンビリノンビリ歩いて継子岳山頂からは360度の大展望、のはずだが、雲湧き上がりガス流れて遠望は残念ながらお預けである。しかし、御岳山山頂台地は剣ヶ峰を初めとしてのパノラマが楽しめる。

継子岳への道

継子岳への道


花

花と雷鳥

雷鳥の親子

雷鳥の親子


コマクサ

継子岳山頂

継子岳山頂


継子岳山頂から乗鞍は雲の中

継子岳山頂から乗鞍は雲の中


しばらくガスの晴れるのを待ってⅡ峰へ。鞍部(高天原)にはコマクサ群生地が広がりうっとりするほどの見事さである。ここで五の池小屋のスタッフのお姉さんが通りかかられて、聞けば1週間ほど前が最盛期であったそうな。いやいや、充分これで大満足。この時の継子岳周回路については五の池小屋日記に記事が書かれている。

高天原の遊歩道は右も左もコマクサの群生地

高天原の遊歩道は右も左もコマクサの群生地


高天原

高天原


ガスの流れが速い

ガスの流れが速い


高天原から剣ヶ峰〜摩利支天のパノラマ

高天原から剣ヶ峰〜摩利支天のパノラマ


Ⅱ峰からはペンキマークに助けられて岩のトンネルを抜けて大パノラマの中を四の池へと下る。四の池はお花畑。いかんせん、花の名前も知らず望遠レンズもない身には宝の山を目の前にしてもそれと気付かず、一筋の渓流に心を奪われるのみ。この沢は幻の滝となって四の池東端から落ちていくというが、許されればこの中を四の池中心部に向かってずんずんと進んでみたいものだ。

Ⅱ峰から四の池を見下ろす

Ⅱ峰から四の池を見下ろす


Ⅱ峰から岩を縫って四の池に下る

Ⅱ峰から岩を縫って四の池に下る


青空

四の池の中を流れる沢

四の池の中を流れる沢


幻の滝の落ち口

幻の滝の落ち口


三の池の尾根にもたくさんの花が咲いて足下と遠望とこれでもかというほどの気持ちいい散策路を経て五の池小屋に戻る。まだまだ時間があるが布団に潜り込んで昼寝を貪り、いい気持ちでいると5時半の夕食タイムである。まず、ご飯がうまい。味噌仕立ての鶏肉(たぶん)鍋も身体が温まる。質・量とも充分で美味しくいただいたが、楽しみにしていた生ビールは今回は事情あって断念。今日のお泊まりは、千葉・埼玉から来られた愉快な男性2人組、キケンの匂いたっぷりの三の池のトラバースから来られたという名古屋の単独男性、濁河温泉へのバスの時間に間に合わないので飛び込みで入られた神戸の若者と我が家の3人のみ。

神秘的な三の池

神秘的な三の池


少しだけ雪渓を越える

少しだけ雪渓を越える


花

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ


四の池と三の池

四の池と三の池


少し頭痛がするので(下山途中でケロッと治ったので軽い高山病だったのかも)消灯前から布団の中に潜り込んで、消灯後にトイレに起きると、またまた満天の星空である。2度目は感動が薄れるのか、胡桃沢キャンプ場で見たほうが凄かったような気がしないでもない。五の池小屋の向こうに広がる満天の星空は絵になる風景だが、これまた実写する術もない。さて、聞けば今晩薪ストーブでシフォンケーキを焼かれたとか。明日の楽しみが増えたのをいい夢にぐっすりと眠ろう。


コメント6件

  • 段平 | 2012.07.26 14:11

    登山口が違うだけで違う山のようです。
    もっともここは行ってないのですが
    コマクサの群生にはビックリです。
    来シーズン行こう、良い所ですね~。
    時間的には田の原からと同じ位ですか?

    山小屋ですが、いいですね~ほぼ個室
    私等いつも一枚の布団に二人です
    連休に行くからと思い平日に行ったら
    たまたま団体のツアー客と同じになり
    同じ状態。産六さんは運がいいのでしょうねぇ。

  • 産六 | 2012.07.26 15:34

    段平さん、こんにちは。
    剣ヶ峰までだと田の原より2時間ほど余計に掛かるようですが、
    飛騨頂上までだと30分ほど長い程度です。
    人は少ないのでゆったりと歩けるのと下山してすぐの温泉が魅力でした。
    コマクサは継子岳周辺にこれでもかと思うほど群生していました。

    帰る日にスタッフが電話しているのを聞いていたら、
    一般客は10人程度だったのが、中学生の団体が入って
    食事の順番をどうするか相談していました。
    1日ズレていたらと思うと、ニンマリしてしまいましたね。(笑)

    思う存分オナラを放出しとりましたが、
    アレを我慢しなければならないと考えると、もう山小屋泊は? と。
    贅沢や気ままを知るといけませんね。

  • アンニョン | 2012.07.27 5:55

    産六さん、おはようございます。
    良いところへ行ってこられましたね。
    日本百名山・60番目の御嶽山3067mですね。
    御嶽山はスキーでは何度か行きましたが、まだ登っていません。
    魅力的ですね。大山と同様また後を行きたいです。
    前日、岐阜県側の胡桃島キャンプ場でテン泊し、
    更に飛騨頂上・五の池小屋に泊まられたのですか。
    つまり2泊3日されていますか。
    この付近は温泉が多く、お蕎麦も美味しいところですね。

  • 産六 | 2012.07.27 8:02

    アンニョンさん、おはようございます。
    御岳は車中で仮眠して日帰りのパターンが多いと思います。
    昨年は田の原からそのようにして行きました。
    思った以上の山頂台地の広さに惹かれて今年は家内も一緒にと。
    3人では仮眠も辛いのと、山頂のあちこちを回りたかったので余裕をもって2泊でした。
    意外だったのは、電車・バスを利用して田の原から濁河温泉へと縦走される方が多かったです。

    今頃はもう出かけられたのでしょうか。
    明日からは燕岳〜槍ヶ岳〜西穂高縦走ですね。
    雄大な景色をお楽しみください。

  • ke-n | 2012.07.27 8:49

    産六さん、おはようございます。

    コマクサの色にしてやられました。
    来年の夏山は北岳かと思ってましたがここにしたい気持ちになりました。
    ライチョウも可愛いですし、
    青空も広がって最高ですね。

    小屋前から見る五の池と摩利支天乗越もとても魅力的ですね。

    滝の動画、産六さんの撮影でしょうか。
    高さで目がくらみそうです(笑。

  • 産六 | 2012.07.27 9:55

    ke-nさん。おはようございます。
    白山、お疲れさまでした。
    早速、概要を記事にしていただいて大変参考になります。
    お言葉に甘えて何点か教えていただきたいと思います。

    コマクサを見に行くのがメインの雷鳥おまけで、
    展望もガスに包まれて全く見えないということもなく充分に堪能できました。

    滝の動画は、もちろん!私ではありません。(笑)
    覗きにも行きませんでした。
    写真と動画は倅のと混在していて、公開できない私のへっぴり腰シーンをたくさん撮られます。(笑)

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