高野街道

高野街道は河内長野と高野山を結ぶ街道ですが、ここでは十三基の里石道標に沿った道を便宜上、河内長野から学文路までを高野街道、学文路から不動坂口までを京大坂道(不動坂道)として案内していこうと思います。

高野街道(河内長野〜石仏)

河内長野駅前で国道310号線と別れ、大銀杏が聳える長野神社の土塀に沿って、うっかりすると直進しそうな道を石川の手前で右に曲がると旧街道の雰囲気に包まれた空間が目の前に広がります、天野酒で有名な西條酒造の白壁造りの建物の前を通り、左折して旧西条橋を渡って少し急な坂を上ります。上り切って交通量の多い国道371号線を注意して横切れば、烏帽子形公園の緑に沿う展望のいい道筋となり、この辺りは金剛山や岩湧山の山並みに心癒される静かな道です。

長野神社長野神社。境内は狭いが天然記念物に指定されたカヤの大木や大銀杏、欅などが植えられています。1月10日の長野戎は境内からはみ出した出店、夜店で大変な賑わいです。

西條酒造創醸は享保三年(西暦1718年)という西條酒造。

太閤秀吉も愛した銘酒 天野酒

西高野街道急坂を登り詰めて371号線を横切って向こうの道へ渡ります。

西高野街道正面に岩湧山。右手は古墳や城址のある烏帽子形山で烏帽子形公園として散策路が何本も通り展望のいい箇所もあります。

西高野街道田園の向こうに岩湧山が見えます。

烏帽子形公園に沿って右手に烏帽子形八幡神社を拝し、少し広い道を横断して道なりに進むと国道371号線を歩道橋で越えます。この辺りからは岩湧山の東に連なる根古峰(根古峰の東の切れ込んだところが紀見峠)のなだらかな山容や旗尾岳(天見富士)の秀麗な山容が望まれます。歩道橋を越え突き当たりを右に取ると、この道中のハイライト、最も旧街道の名残を残す三日市町の宿場町です。

烏帽子形八幡神社烏帽子形八幡神社

烏帽子形八幡神社『ウィキペディア(Wikipedia)』

西高野街道371号線を跨ぐ歩道橋

旗尾岳歩道橋から旗尾岳(天見富士)の秀麗な山容

根古峰岩湧山から連なる根古峰のなだらかな山容

西高野街道三日市町宿は紀見峠に向かう険しい山間路を控えた宿場町として繁盛し、三日市橋を渡ったあたりが中心で代官所などがあったようです。

西高野街道

三日市町駅前三日市町駅前

三日市町駅から線路沿いに真っすぐに延びた街道を南に、新高野橋北詰めに「八里石」が建っています。力強い立派な標石です。さらに進めば、国道371号線に突き当たり、しばらくは国道沿いに歩きますが、途中から歩道が切れ車の脅威にさらされます。少しの辛抱で、右に石仏の集落へと繋がる道に入り陸橋を越えた辺りからは岩湧山の勇姿が望まれます。

西高野街道「八里石」

西高野街道ここで国道371号線に合流します。

西高野街道ここから歩道がなくなり、肩身の狭い思いをしながら車に気を使い歩きます。

西高野街道371号線から外れて右の坂道に入っていきます。

西高野街道下を走っているのは国道371号線で前方は紀見峠方面です。旧街道は国道の右の石仏集落の中を抜けていきます。

西高野街道石仏の集落に入る手前、遮るもののない中に岩湧山が大きく迫ってきます。

のどかな山村風景を感じさせてくれる石仏集落を上り下りすれば、国道371号線の石仏交差点です。街道はここから371号線を歩む事になりますが、途中、歩道のない箇所も多くあり、大型車も頻繁に往来して大変危険なので注意しないといけません。

西高野街道石仏の集落に入るとタイムスリップした様な錯覚に捕われるほど、のどかで静かな空間です。

西高野街道石仏交差点。街道は右の車道へと繋がります。