初めての山小屋泊で、御岳山満喫(1日目)

2012-07-23

boo

濁河温泉登山口6:14〜のぞき岩避難小屋8:08...8:13〜五の池小屋10:18...11:06〜継子岳11:53...12:00〜Ⅱ峰12:20〜四の池13:00〜五の池小屋13:46

胡桃島キャンプ場から濁河温泉までも思ったよりも走りやすい快適な道で、町営登山者駐車場(無料)には車が2台。朝飯を食べて準備しているとさらに2台。聞けばどちらも剣ヶ峰をピストンするらしい。駐車場からすぐ目の前の吊り橋横にトイレがあり、登山届けを提出して吊り橋を渡ると雰囲気のいい樹林帯がつづく。木道が整備されているが前日の雨と朝露で濡れて滑りやすい。濡れている時の下りは要注意である。

登山口の吊り橋。橋の手前右手にトイレと登山届ボックス

森林限界を超えるまで視界は広がらないが、雰囲気のいい登山道

仙人滝の上の道を進むとまた吊り橋があって、そこからは勾配も少し急になるが樹林帯の雰囲気はいい。が、あまり長いと単調になって、前日の睡眠不足とザックの重さ(必要以上の荷物を詰め込み過ぎだが)に身体が悲鳴を上げ出す。30分に一度の休憩が20分となり、10分でも休憩したくなる。森林限界を越えてやっと展望が楽しめるはずだが、麓からガスが上がってきてせっかくの展望もままならない。田の原からのコースと比べると静かないいコースだが、木道と岩ばかりの少し歩き難い印象であった。

2つ目の吊り橋の手前に休憩ポイントがある

今が盛りのカラマツソウが至る所に

ハクサンシャクナゲ

見上げると摩利支天岳に連なる稜線が圧倒的な存在感で迫り、摩利支天乗越から継子岳への鞍部にある飛騨頂上と五の池小屋が遥かに見える。ハイマツの多い継子岳の山腹を喘ぎ喘ぎ上ると斜面一面にコマクサが咲き誇っている。肉眼で見るとピンクの絨毯を敷き詰めたよう(ちょいオーバー)なんだけどなぁ。随分時間がかかってしまったが登山口出発が早かったので、五の池小屋には早すぎるほどの到着である。とりあえず受付して荷物を預かってもらう。空いているのでお好きな寝床をどうぞと言われ、新館2階の奥まったスペースを確保。結局2階の広〜いスペースは我が家で貸切状態となった。超が2ケタ付くほどのラッキーであった。

摩利支天乗越から摩利支天岳が青空に映える

右奥に飛騨頂上と五の池小屋が微かに見える

振り返ると麓は雲の中である

五の池小屋はもうすぐ。左右の斜面にはコマクサが群生している

これに会いたかった!

小屋前のデッキから五の池と摩利支天乗越

初の山小屋泊にチョイスした五の池小屋

五の池小屋新館2階。これで3分の1、この広いスペースを貸切状態

小屋前のデッキでキャンプ場で握ったおにぎりで昼飯を済ませ、本日のメーンである継子岳から四の池周回に出発。コマクサ群生地を過ぎると岩の瓦礫と石塔の林立する異様な風景が広がる。ここで雷鳥親子と遭遇(子を見守る親の姿を動画に収めてます)。鳴き声も聞けて、これだけで今日は充分である。ノンビリノンビリ歩いて継子岳山頂からは360度の大展望、のはずだが、雲湧き上がりガス流れて遠望は残念ながらお預けである。しかし、御岳山山頂台地は剣ヶ峰を初めとしてのパノラマが楽しめる。

四の池を右下に見下ろして継子岳へ

チングルマ

針の山

アオノツガザクラ

イワヒバリ

雷鳥

雷鳥の親子

継子岳山頂

継子岳山頂から乗鞍は雲の中

しばらくガスの晴れるのを待って峰へ。鞍部(高天原)にはコマクサ群生地が広がりうっとりするほどの見事さである。ここで五の池小屋のスタッフのお姉さんが通りかかられて、聞けば1週間ほど前が最盛期であったそうな。いやいや、充分これで大満足。この時の継子岳周回路については五の池小屋日記に記事が書かれている。

イワツメグサ

ミヤマキンバイ

高天原の遊歩道は右も左もコマクサの群生地

高天原から剣ヶ峰〜摩利支天のパノラマ

Ⅱ峰からはペンキマークに助けられて岩のトンネルを抜けて大パノラマの中を四の池へと下る。四の池はお花畑。いかんせん、花の名前も知らず望遠レンズもない身には宝の山を目の前にしてもそれと気付かず、一筋の渓流に心を奪われるのみ。この沢は幻の滝となって四の池東端から落ちていくというが、許されればこの中を四の池中心部に向かってずんずんと進んでみたいものだ。

Ⅱ峰から四の池を見下ろす

Ⅱ峰から岩を縫って四の池に下る

幻の滝の落ち口

三の池の尾根にもたくさんの花が咲いて足下と遠望とこれでもかというほどの気持ちいい散策路を経て五の池小屋に戻る。まだまだ時間があるが布団に潜り込んで昼寝を貪り、いい気持ちでいると5時半の夕食タイムである。まず、ご飯がうまい。味噌仕立ての鶏肉(たぶん)鍋も身体が温まる。質・量とも充分で美味しくいただいたが、楽しみにしていた生ビールは今回は事情あって断念。今日のお泊まりは、千葉・埼玉から来られた愉快な男性2人組、キケンの匂いたっぷりの三の池のトラバースから来られたという名古屋の単独男性、濁河温泉へのバスの時間に間に合わないので飛び込みで入られた神戸の若者と我が家の3人のみ。

神秘的な三の池

四の池と三の池

ハクサンシャクナゲ

イワウメ

ハクサンイチゲ

少しだけ雪渓を越える

少し頭痛がするので(下山途中でケロッと治ったので軽い高山病だったのかも)消灯前から布団の中に潜り込んで、消灯後にトイレに起きると、またまた満天の星空である。2度目は感動が薄れるのか、胡桃沢キャンプ場で見たほうが凄かったような気がしないでもない。五の池小屋の向こうに広がる満天の星空は絵になる風景だが、これまた実写する術もない。さて、聞けば今晩薪ストーブでシフォンケーキを焼かれたとか。明日の楽しみが増えたのをいい夢にぐっすりと眠ろう。

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