福寿草は残念だったが、冬の花と大展望に満足した霊仙山

2012-03-20

boo

槫ヶ畑登山口7:40〜汗拭峠8:04〜落合8:40〜今畑登山口8:48〜笹峠9:45〜近江展望台10:48〜最高点11:48〜鞍部昼食11:53...12:29〜霊仙山12:38〜経塚山13:04〜霊仙神社13:24〜汗拭峠14:37〜槫ヶ畑登山口15:00

この飛び休はお天気が悪いということで引き蘢るつもりが火曜日は天気好転とか。せっかくの機会を逃すのももったいないので、あれこれ迷ったあげくに霊仙山。霊仙山は4月に福寿草狙いで行くつもりで今日は予習不足だが、まあなんとかなるだろうという甘い気持ちがいけなかった。さて、主な登山口は槫ヶ畑と今畑にあるらしい。高速を使えばより早く着けそうな槫ヶ畑登山口へは醒ケ井養鱒場までは道路状況はいいが養鱒場を過ぎると路面はいいものの落石が多い。槫ヶ畑登山口から汗拭峠〜今畑〜汗拭峠と一周したわけだから、時間はかかっても今畑登山口にすればよけいな出費をすることはなかった。

槫ヶ畑登山口

槫ヶ畑登山口には5台目のご到着。登山口からしばらくは分かりやすい道だが「山小屋かなや」が近付くと不明瞭になって少しウロウロする。ここは石積みの平地に上がらず小屋めがけて直進(この時は雪溶け水で沢のようになっていた)するのが正解のようだ。「山小屋かなや」から少し汗を掻いたら汗拭峠。ここでGPSを入れ忘れていたのに気付いて測定開始。最初からなんとも締まらない話しである。河内風穴の道標に従って下りの道に入り大洞谷に沿って落合廃村跡を目指す。2ヶ所ほど崩落して足下の狭い箇所もあって高所恐怖症にはちと辛いところもあるが雪溶け水で水量豊かな沢は奇麗である。ところどころに残った残雪を踏みしめて落合に着くと、今畑登山口までは車道を歩くことになる。

汗拭峠

少し緊張を強いられるトラバースへと

今畑登山口からは登山者も増えて今畑廃村跡を過ぎ植林帯を抜けると気持ちのいい自然林の中である。新緑、紅葉の季節はさぞよろしかろうと思うが、今日は雪も無い冬枯れの中。青空だけが取り柄である。笹峠(らしきところ)まで来ると3週間前に雪の世界を満喫した御池岳。ここでしばし休憩である。ここから眼前に聳える近江展望台までの上りは大したことはなさそうに見えたが、登りかけたとたんにグチャグチャドロドロの道に足を滑らしてズルッ、クルリ、ズルッと派手に転倒して滑り落ちる。幸い周りの岩にぶつかることはなかったがザックに吊るしたアイゼンに頭を撃たれ服は見るも無惨な姿となった。あ〜あ、と、気を取り直して登りに掛かるが・・・この斜面は高所恐怖症にとっては展望の素晴らしさどころではない、恐れ戦いて登る苦難の道のりである。視界を妨げるものが無い、琵琶湖まで見渡せる高度感に恐怖が全身を覆う。こうなると恥も外聞も、無い。四足歩行の四輪駆動で視点は足下と手元のみ。一気に這い上がる。普通の人なら上るに連れて移ろう展望に歓声を上げながらの気持ちのいい登りなんだろうなあ。家内と倅は景色を楽しみながらのんびりと上がってくる。損な性分であるが、こればかしはどうしようもない。

今畑登山口

今畑廃村跡

笹峠から見る御池岳

近江展望台へは麓から見る限り大したことはないと思っていたのだが・・・

四輪駆動で

振り向きもせずにやっとの思いで上り切る

上るに連れ琵琶湖が視界の中に。雪を冠った奥比良の山並みが美しい

景色を楽しみながらのんびりと上る家内が羨ましくも、恨めしくも

余裕が出て、高みの見物

近江展望台は狭くて岩だらけの落ち着ける場所ではないが360度の大展望が広がる。とにかく今日は晴れ、見通しもまずまずで、琵琶湖とその奥の雪をいただいた比良山系、御池岳、伊勢湾、伊吹と背後の雪の連山と、飽くことの無い展望が楽しめる。近江展望台から霊仙山最高峰にかけてはカレンフェルトの尾根を残雪のか細い踏み跡がつづく。これが厄介で踏み抜くと岩と岩の間にズボッ。ボタンブチのようなところもあり長くつづく尾根はまさに稜線散歩(残雪期は足下注意で漫歩とはいかないが)の気分。肝心の福寿草はといえば、見当たらない、見つからない。やっと見つけたのが莟の一輪。ま、これだけの青空と展望に恵まれたのだからそれ以上の欲は掻くまい。

近江展望台。展望は素晴らしいが高所恐怖症には落ち着ける場所ではない

近江展望台から霊仙山最高峰への稜線。残雪期は踏み抜き注意

こんな広々したところもある

きもちいいネー

雪原の向こうに御池と藤原

一つだけ見つけた福寿草

エエとこヤネェ・・・

琵琶湖と比良山系、つい写真に撮りたくなる

福寿草には縁がなかったが、思わぬ目の保養

先行するご夫婦。今年は福寿草は遅いですとおっしゃられて・・・

青空背景に透き通っとります

霊仙山最高峰からは右手に伊勢湾、左手に琵琶湖となんと陸地の狭いこと。そろそろ昼時だが山頂付近は風が強い。少し下った鞍部でラーメンと昨晩に炊いておいたかやくご飯。かやくご飯は冷めても旨いし前夜にパックに詰めておけば当日は手間要らず。霊仙山三角点からの眺望も素晴らしい。しかし、風はここが一番強そうだ。よく見ると岩陰に隠れてあちこちでみなさんお食事中。我慢ギリギリまで粘って風景を楽しんで、そろそろ帰るとするか。経塚山までは明瞭。この先よく分からないが残雪に残る踏み跡が強い味方。ガスがかかれば無論、漫然と歩いていると迷ってしまいそうなところである。

霊仙山最高峰から伊吹山

ここで風を避けて伊吹山を見ながら昼ご飯を食べる

腹ごしらえを済ませて霊仙山三角点へ

霊仙山三角点から琵琶湖と伊吹山

霊仙山三角点から西南尾根

伊吹アップ

経塚山へ

経塚山から伊吹山

氷結したお虎が池を見て霊仙神社に参拝して近くの岩場に腰を下ろしてコーヒーでほっと一息。霊仙山ともお別れである。一部グチャグチャドロドロ道に難渋して汗拭峠。槫ヶ畑登山口に帰ってくると全員足下は泥まみれ、オヤジは全身泥まみれ。熱さも喉元過ぎればナントカで、いや〜、楽しい一日であったことか。

霊仙神社に参拝して道中祈願 奥にお虎が池

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