最高の綿向山・最高のイハイガ岳への雪道

2011-02-19

boo

週末前の暖かい雨で雪の魅惑は絶って近場のマイナーな山を徘徊する予定だった。が、土曜日の天気予報は晴れで最低気温も低いという。麓までの雪もすっかり溶けていることだろうし、青空も霧氷も期待できそうである。遠出するにはいいタイミングかもしれない。初めての山なら霧氷が空振りに終わってもそれなりの満足感を得られるだろうと、最近心の隅で暖めていた綿向山に行くことにする。よくお邪魔するhawksさんのブログ「単身赴任の山歩き」で綿向山のことがさらっと書かれており、綿向山・・・?、何? ってことで少し調べたら・・・おお、良さそう! さらにまたまたよくお邪魔するyas94086さんのブログで綿向山の魅力的なルートが紹介されている。同じルートを辿る、予定であった。

今回は久しぶりに家内も加わって3人旅である。夜もまだ明け切らぬうちに起きだして御幸橋駐車場(広いし手前の西明寺バス停前にはトイレもありアクセスは容易)を7時45分に出発。青空も見えず汚れちまった雪が残る植林帯の中をしばらく上ると5合目小屋で視界が開けて琵琶湖の向こうに真っ白な頂の武奈ヶ岳が見える。植林帯を抜け出すと7合目・行者コバで、ここで冬道の急坂に備えて小休憩。すると続々と登山者が到着。ひときわ賑やかになった所に「綿向山を愛する会/WAK掲示板・山小舎」のラリー・ ベルさん登場。この掲示板は綿向山の情報を得るのにいろいろと参考にさせていただいた。で、なぜか全員が同時スタート。最後尾についてのんびりと上る。

ちょっと諦めムードだった霧氷も7合目を過ぎてブナ林に入ったとたん、ちゃんと(?)着いている。しかも、青空だ。ぐんとテンションも上がってしんどさも時間も忘れてあっという間に綿向山山頂。素晴らしい開放感と展望である。しかも周り一面の霧氷と青空のおまけ付き。さらに風も無く穏やかで暖かい。山頂気温はWAK掲示板によると2度であったそうだ。ここでラリー・ベルさんと話す機会を得ていろいろと教えていただいた。感謝! さて山頂は360度の大展望で、白い塊の御岳、乗鞍、伊吹が、琵琶湖の向こうに雪を被った比良山地、間近には雨乞岳、鎌ヶ岳と転じて眼下に広がる近江平野、伊勢湾も煌めいており伊勢湾と琵琶湖に挟まれた陸地の狭さには目を疑ったほどである。

冬道に入ると霧氷が見られるようになる

冬道からは雪に覆われた伊吹山も見える。行ってみたい!

綿向山山頂は広々と開放感があり、雨乞岳や鎌ヶ岳の展望が素晴らしい

山頂をあとにイハイガ岳・雨乞岳への縦走路へと入る。大展望の尾根を過ぎると「幸福ブナ」があってくぐり抜けると幸福になるという。もちろん3人がくぐり抜ける。竜王山分岐を過ぎて大展望の尾根を進むと眼下に雪原が広がり、急斜面を下って気持ちのいい雪原の中に身を置く。この先トレースは途絶えてさらに下りがつづくので帰りの上り返しを嫌がった家内はここに残るという。暖かく景色もいいので待っていても退屈することはなさそうなので、踏み跡の無い雪原を先に進む。一昨日の大雨で雪が固く締められたのかたまに膝まで埋もれることもあるが、概ね歩き易い。雨が降っていなければそれなりの道具が無ければとても歩けなかったと思うとラッキーである。

竜王山分岐への爽快な道

幸福のブナの木はくぐり抜けておこう

雨乞岳&鎌ヶ岳

ここはまだまだ踏み跡がいっぱい

イハイガ岳への縦走路。結局はイハイガ岳直前の雪のピークで敗退(奥に見える雪のある部分)

少し行くと、そこはシリセードパラダイス。遮るものの無い適度な斜面の雪原を貸切で滑走。何回も上り返しては楽しみたいところであるがそこまでの元気は、無い。さらに踏み跡を付けてイハイガ岳直前のピークまで来ると膝まで潜り込む回数も増え、またイハイガ岳への上り返しを目の当たりにして、装備が無い(ここはワカンが欲しいコース)のを口実に敵前逃亡。行きはよいよい帰りは怖いの通りに家内の待つところまで戻ってお昼ご飯とする。何時間でも座っておられるほどの穏やかな陽気と景色と昼飯に満足して上り返して竜王山分岐。ここからは今から辿る尾根道が見渡せるのだがそのアップダウンを目視した家内の、アカン、ヤメトコの二言で元来た道を帰ることに。

綿向山方向を見る(山頂は見えない)

お昼を過ぎると木に着いた霧氷がどんどんと落ちだしてくる。折角だからと綿向山山頂に戻るとたくさんの登山者で一杯だがこちらも随分と霧氷の花は寂しくなっている。冬道はこんなに上ったのかと思うほど下って駐車場に戻ったのは丁度2時。イハイガ岳、竜王山は残念だったが、最高に恵まれた綿向山を楽しむことができた。さらに今回の密かな楽しみは綿向山への途中R307沿いにある「氏郷庵かどや」のでっちようかんと毬まんじゅうにあって、ムカシムカシ名阪と名神・八日市を繋ぐルートとしてよく利用したR307で土産といえばここのでっちようかんであるのを懐かしくて久し振りにこのルートを走るのを楽しみにしていたのである。嬉しかったことといえば、水口・日野グリーンロードが昨年10月から無料開放になっていたことも予想外のニンマリであった。

食事場所から上を見上げる。ここまで下ってくる人は少ない

我々が居る時に唯一下って来られて食事されるご夫婦。奥にイハイガ岳

さあ・・・帰ろうか・・・

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