白く輝く山頂に誘われて、急坂に喘いだ金剛山・中尾の背

2010-12-10

boo

朝起きると金剛山の頂きが白く輝いている。昨日初冠雪の新聞記事を見て、もしかしてと思っていたら案の定である。金剛山ならお昼頃には帰ってくることができる。3時間のサボタージュもたまにはいい。水越側からなら太尾東尾根が最短距離で霧氷の溶けてしまう確率も低いが、中尾の背はまだ歩いたことが無いので二兎を追うことにする。青崩トイレ前に駐車して石筆橋を渡って石ブテ谷右岸林道を15分、鉄の橋を渡って沢を何度か渡渉して15分、石ブテ東谷、中尾の背、丸滝谷の分岐に着く。石ブテ東谷への滝(左から巻ける)を正面に見て右から中尾の背に取り付くが、壁のような急坂である。この急坂を見て、いっそ丸滝谷へと向かうほうが楽ではないかと思ったくらいである。が、初志を貫徹しようとロープに取り付く。這い上がる。よじ登る。振り返って後ろを見たい衝動に駆られるが、足が竦むに違いないので我慢だ。最初の激上りをクリアしても急坂はつづくが、後はただのきつい坂道。細尾根だが笹が緩衝材となって高度感を感じ なくて済む。

石ブテ東谷、中尾の背、丸滝谷の分岐までは同じ沢を過ぎる

石ブテ東谷からの道を左から2箇所ほど受けて、右手、石ブテ尾根や丸滝谷側の自然林を見渡す、紅葉や霧氷の頃には最高の景色だろうと思われる美しい尾根がつづく。落ち葉の上に昨日からの雪が残って滑る、滑る。我慢できなくなってアイゼンを付けると、無敵の上りだ。約1時間で石ブテ東谷、丸滝谷との合流点。丸滝谷からの踏み跡が雪の上に残っている。六道の辻を過ぎ、大日岳まで来るとところどころに霧氷がついている。間に合ったようだ。葛木神社裏を見て灯籠の参道を下り転法輪寺に参拝して国見城跡の上で温かいコーヒーを飲む。展望もまずまずよく、霧氷もしっかりと残っている。至福の一時である。長居はしていられないので帰りの最短コースであろう青崩道をアイゼンを付けた勢いで駆け下る。滑らないという安心感から破竹の進軍であったが、雪が無くなってアイゼンを外すとテンションも下がって一気に並足に戻る。11時50分、青崩トイレ前に帰還。今冬初の霧氷に出会えた楽しい半日であった。

自然林豊かな中尾の背

笹を覆う雪はこの程度の積もり具合が美しい

Copyright(c) 2013 高所恐怖症の山歩き All Rights Reserved.