レンゲ坂谷からの山上ヶ岳は、溜息付くばかりの見事な紅葉真っ盛り

2010-10-17

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山上ヶ岳の紅葉が見頃を迎えているということと日曜日の天気予報が晴れマークだったので、予定していた家庭菜園の冬の準備を延期して急遽出かけることとなった。結果は紅葉は見事なものだったが予報は外れて青空一つ見えなかったのは画竜点睛を欠くものであった。6時に家を出て毛又橋のスペースに車を置いて7時30分、レンゲ辻を目指して出発。清浄大橋まで10分、さらに林道終点まで20分の舗装路を歩く。ここからは沢筋に沿って30分ほど歩いたところで5分の小休止。ここまでは歩き辛い道も奇麗な沢に癒されたが、レンゲ辻までは急階段、急坂がつづく自然林の中の45分の上りが待っている。だんだんと黄葉が目立つようになるが、今夏は雨が少なかった影響か葉先が枯れて茶色くなったものが多い。

紅葉の進み具合を楽しみながら登って行くと、前を行くそれぞれ単独の登山者が二人立ち止まって何かを見ている様子だ。珍しい鳥でも居るのかと思っていたら、上の斜面をドタドタとした重量感のある足音をたてて横切って行く動物がいる。シカかと思ったがずんぐりとした体型に黒みを帯びており、一瞬クマ?と脳裏を掠める。こちらを見下ろす位置に静止したのを見るとそのどちらでもない。ニホンカモシカ!のようだ。カメラを慌てて取り出して構えるとさっと逃げてしまった。残ったのは手ブレの1枚だけで残念なことをした。しかし、目の前を駆け抜けるニホンカモシカを見られたのは大変ラッキーで、誰かの「いいものを見られましたね」という一言が印象的だった。

レンゲ辻に9時20分に着いて先行のお二人も一休み中。ともに稲村方面に行かれるとのことでお別れして山上ヶ岳へと向かう。上るにつれ紅葉が進み赤、橙がひときわ目に付くようになり、展望も広がり眼前の紅葉に包まれた稲村・大日、弥山・八経から釈迦、金剛・葛城まで見渡せる。景色に見惚れながら歩いてお花畑に10時ジャスト。笹原の真っただ中に座ってあんぱんを齧ってエネルギー補給。大峰山寺に向かうと丁度父と娘らしい二人連れがやってきて合掌。しばらく経って思うと、「あれ、ここは女人禁制・・・だったよな」。今日は貴重なものがいろいろと見られる。

レンゲ辻から山上ヶ岳

レンゲ辻から山上ヶ岳への途中から、奥に稲村・大日

お花畑

お花畑の笹原の中のリンドウの蕾

西の覗きから景色を楽しみ、鐘掛岩の上からの大展望に満足し、日本岩まで戻ってここでも紅葉と展望を満喫して(とはいうものの、岩頭までは行けずに手前からへっぴり腰で見渡しただけだが)、1時間半ほども山上ヶ岳で遊ばせてもらった。昼飯時だが日本岩では落ち着かず、30分でレンゲ辻まで戻ってお弁当。レンゲ辻から山上辻までは40分の黄葉の遊歩道である。山上辻まで来ると、たくさんの登山者が憩っている。紅葉シーズンの日曜日というのに山上ヶ岳には人はまばらだったが、こちらは大変賑わっている。一休みして予定ではこのまま母公堂へ下るつもりだったが、大日のキレットの紅葉具合が知りたくてピストン。途中の森も奇麗な黄葉の世界であった。1時間40分で母公堂まで下ってその先を左に入って吊り橋を越え山上川に沿った遊歩道を25分ほど歩けば駐車ポイントである。

西の覗きから奥駆道

西の覗きと鐘掛岩の途中から見える岩壁

鐘掛岩

鐘掛岩から、奥に稲村・大日

日本岩

日本岩から稲村・大日

日本岩から見る紅葉

日本岩から奥駆道を見る

日本岩の岩頭のリンドウの蕾と眼下の紅葉

まさに山上庭園

山上ヶ岳からレンゲ辻

レンゲ辻から山上辻

番外

大日のキレット

7時30分から16時5分まで紅葉を堪能した一日であったが、洞川を離れると晴れ間が見えてきて、京奈和道路を走る頃には真っ赤な夕陽が西の空に沈んでいった。

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