炎の祭典、春の訪れ告げる曽爾高原の山焼き

2010-03-14

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山焼きは当日にならなければ予定通りに実行されるかどうか分からないということで、8時過ぎ、曽爾村役場に電話。山焼きは10時〜10時半頃には点火されると聞いて、すでに用意万端整っているので速やかに出発する。今日は晴れ一色で暖かく風も穏やかで絶好の見物日和となることだろう。昨年は3週間も延期・延期の連続となったらしく、現地について知ったことだが、昨日の予定では間近の雨・雪で湿り気が多く順延されるかもしれなかったということで、今日は本当にラッキーなのだろう。曽爾高原ファームビレッジまで1時間45分。思ったより早く着いたのと、また少しは歩こうとここから東海自然歩道を20分ほどかけて登る。散歩程度にはなったようだ。

お亀池の淵を通って亀山の麓へ

ここのベンチで点火待ち

高原の中心にあるベンチのところまでは最初は入っていいということで、腰を据えたのが10時30分を少し過ぎた頃。まだ点火は始まっていない。稜線の上には点火作業に携わる方々が、高原のあちらこちらには自分のベストポジションを求めたたカメラマン達が点在している。空は晴れ渡りじっと座っていても寒さを感じない。11時を過ぎても点火される気配がなく、退屈なのでコーヒーブレイク。11時10分を過ぎて稜線の左上から火の手が上がる。4箇所から作業員が先導して燃やしているようだ。下から見た目には迫力はないが現場では命懸けの作業だろう。しかし、見物人としては少し物足りなくガッカリ感が漂う。

11時10分過ぎに点火。4箇所から火の手が上がる

写真右下に点火する作業員が二人。命懸けである

人と比較すると炎の大きさが怖いくらいだ

遥か下から見上げる分には、その迫力はイマイチ伝わってこないが、焼け盛る炎の音にはもの凄いものがある

12時を過ぎたのでのんびりとランチタイム。この頃には見物に飽きた人もいてパラパラと帰っていくようだ。山の向こう側の隠れた斜面を焼いているのだろうか、しばらく中だるみのような時が過ぎる。これは思ったよりもショボイ山焼きだと、高原の散策モードに気分を切り替える。ところが、点火されて2時間以上も経った頃だろうか(ダレ気味だったので記憶が曖昧です)、ベンチ周辺から退避を促される頃から徐々に火の勢いもまし、山焼きというに相応しい迫力が展開されるようになる。待っていてよかったー。係員に追い立てられるように高原入口まで避難。間近に見る火勢のもの凄さに圧倒される。

そろそろベンチ広場も避難勧告

高原から退避するように勧告される頃から、炎の祭典が始まる

退避勧告にもなかなか応じないカメラマンたち

亀山の麓に点火するとクライマックスを迎える

亀山の麓から炎が駆け上がっていく

亀山炎上

まるで噴煙のよう

高原入口のベンチの側まで炎が押し寄せる

見事なまでの焼け野原となったが、この作業あっての新緑の美しさにはまた格別のものがあるのだろう。新緑の時季にはあの美しい稜線からこの高原を眺めてみたいものだ。もう少し乾燥していればさらなる迫力であるそうだが、また、お亀池のススキも焼き尽くされるそうだが今日は池に水が溜って火が回らないということであった。しかし、初めて見る曽爾高原の山焼きは十二分に楽しめ、余韻を胸にファームビレッジへと下る。ここで買った米粉のカレーパンはうまかった。お亀の湯にも入りたかったが、山歩きしなかったので贅沢と思い時間の楽しみに残しておこう。

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