金剛山が雪に覆われていたので、高野山女人道

2008-12-26

boo

今朝は河内長野から金剛山を眺めると山の中腹まで、真っ白に覆われている。これは霧氷を見に行くしかないと思ったが、家内がこのお天気なら高野山も雪があるはずだから一度雪の女人道を歩いてみたいと言う。泣く子と女房には勝てるはずがないので、10時35分美加の台発の快速急行に乗る。極楽橋駅に着くとあたりは薄らと雪化粧。これは期待が持てる。満員のケーブル、満員のバスを乗り継いで女人堂前で下車。女人堂に参拝してバス停横の細道から女人道へと入る。かなりの勾配があるので、のっけからアイゼンが必要かと思ったが新雪なのでまずは大丈夫。(万一のためにアイゼンは持参)

女人堂も雪化粧

女人堂向かいのバス停脇から弁天岳へとつづく(左)、女人道はこのような道標が至る所に設置されてまず道迷いの心配はない(右)

弁天岳に向かって新雪を踏みしめて登る。今冬初めての雪道でテンションが上がる。20分ほどで登り切れば弁財天が祭られてある少し広い台地。ここからが絶景で、あまりの展望のよさに感嘆の溜息ばかり。金剛山脈から和泉山脈、その間にある凹みの紀見峠、その奥には河内周辺の市街、前面には紀ノ川流域に展開する市街地がはっきりと見える。遠くは、大阪湾から淡路島だろうか薄ぼんやりと見える。和泉山脈が西に向かって大阪湾に飲み込まれていく様子も手に取るようだ。よく知らない幾重にも重なった山並み・・・高野山からこのような展望が楽しめるとは初めての驚きで、いやはや、嫁さんの言うことは聞くものだとつくづく思った。

弁財天の鳥居が見えてきた。頂上間近

弁天岳に祭られる弁財天

和泉山脈と麓の紀ノ川流域の町並みまではっきりと見える

山並みの凹みは紀見峠

金剛山とその南尾根をアップで

紀見峠の向こうに広がる町並み。我が家も見えているのかも

弁財天の祠横の屋根付きの板塀で囲われた休憩所のような所で遅いお昼とする。見た目くらい感じがしたが中に座ってみると案外明るくて、外は雪が積もっているのでこのスペースは有難かった。大門へと下る途中も最初は展望が開けて気持ちいい。左手眼下には根本大塔も見える。大門口女人堂跡をみて、鳥居の下をくぐりながら下っていくと大門で、その大きさは見事なものとしか言いようがない。大門は町石道をここまで登るか、高野山駅からなら自動車道を歩いて最初にここを訪れ、壇上伽藍、金剛峰寺を参拝して奥の院へと歩いていくと地形的な意味とその大きさが実感できると思う。

左手には根本大塔が見える

和泉山脈の向こうには大阪湾が薄ぼんやりと見えているはず

高野七口の一つ大門口で、かつては七口すべてに女人堂が建っていた(左)、この鳥居をくぐれば、大門(右)

高野山の総門として東大寺の南大門に次ぐ大きさだとか

向かって左の吽形像は、運長の作、向かって右の阿形像は、康意の作

大門から女人道へは国道を横切って向かいにある大門案内所の左横の道を入っていく。ここには龍神口女人堂跡がある。すぐの所にあるお助け地蔵尊から左へと細い山道に入っていく。杉林の中の暗い道だが、左手に民家も見えたりして町中の道と並行して奥の院に向かっているのがよく分かる。進むと途中で舗装路に出たりとか紛らわしい分岐がたくさんあるが、すべて道標が完備されているので迷うことはない。現在位置を確認するぐらいしか地図を見ることもほとんどなかった。

大門案内所横の「お助け地蔵尊」の標識が目印(左)、龍神口女人堂跡を過ぎて「お助け地蔵尊」の横から細い山道に入る(右)

滑らないように(左)、舗装路に出る。入り組んでややこしいが道標に従えば迷わない(右)

2度目の舗装路を過ぎて道標に従って木橋を越えると今回で一番きつい登りとなる。右手の山はすっかりと伐採されて禿げ山。高野山らしくない景色の中をグングンと登って行く。振り返れば根本大塔やその左にはさきほどお昼ご飯を食べた弁天岳だ。右側が禿げ山状態なので途中や登り切ってからの遥か遠くにつづく山並みの眺望が素晴らしい。

右手はすっかりと伐採された禿げ山

根本大塔と左に弁天岳

少し下って相の浦口女人堂跡を過ぎるとまた登りで、大滝口女人堂跡との中程のピークからも展望が開け、護摩檀スカイタワーや遠く大峰の山並みが見渡せる。大峰はすっかりと雪に覆われ人を寄せ付けない険しさを感じさせる。

相の浦口女人堂跡からもまた登りの階段が

雪を抱いた大峰の山々

護摩檀スカイタワーはすぐの近くに見える

大滝口女人堂跡まで下るとしばらく単調な林道(熊野本宮へとつづく小辺路で、大滝口女人堂跡のろくろ峠が起点)歩きがつづき少しこの道でいいのか不安になった頃、小辺路との分岐を示す道標に誘われて左の小道へと入る。

大滝口女人堂跡。下の林道はろくろ峠で熊野本宮へとつづく小辺路の起点

林道の途中から楊柳山が見える。

小辺路との分岐からはしばらくは急な下り坂で小川を越えて地蔵尊の所で円通律寺を左に見て、広い道を少し下って電柱の所で道標に従って左の細い道に入る。少し登った所が弥勒峠で大峰口女人堂跡がある。ここからはしばらく平坦な尾根道を歩き下っていってさらに急な下りをこなし、大峰口への立札を見るとすぐ先は中の橋駐車場で、そのトイレの横に出る。

どんどん下って、小川を渡り、ここからどんどん登って行く

大峰口女人堂跡(左)、平坦な尾根道をしばらく歩く。この先急な下りがつづく(右)

これで不動坂口の女人堂から、大門口、龍神口、相の浦口、大滝口、大峰口の五つの女人堂跡を巡り中の橋まで辿ったが、残る一つの黒河口女人堂跡はここから高野三山を巡り黒河口を経て不動坂口女人堂までのハイキングコースがあるので次の機会としておこう。

金剛峰寺に参拝(左)、女人堂バス停まで戻ってきた(右)

ケーブルからの眺め

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