弘川寺道からススキが見頃の大和葛城山

2008-10-04

boo

大和葛城山のススキが見頃だという。弘川寺からの登山道はまだ歩いたことがないのと距離はあるが林道歩きが主だと聞いているので、腰と脚を痛めた家内のリハビリには手頃なコースかもと思い出かけてみた。結果からいうと、家内は青崩からの天狗谷道の方がよかったらしい。長い林道歩きも詰まらないのと金剛山の念仏坂以上の勾配と距離のある舗装路にはほとほと嫌気がさしたようだった。確かに四つ辻までは雰囲気のいい道だが、四つ辻を過ぎるとダイトレ合流までは長い林道歩きとなる。しかもその林道を往復しなければならないのでよほどのことがない限り再度行くことはなさそうだ。

トイレ横の駐車スペースから登る。里山の道で大和葛城山へは最短コース

弘川寺まで車で30分、弘川寺手前にかなり広い駐車場があるが、少し奥まで行くとトイレの横にも駐車スペースがある。登山口はよく分からなかったが、トイレの横に上に向かって舗装された農道のような道があるのでとにかく進んでみる。結局この道が大和葛城山への最短路であったようだ(里山の道)。どんどん登って行くと分岐ごとに案内板と地図があって大和葛城山への道標もしっかりとあるので、まず迷うことはない。しかし、思ったよりも急坂で、リハビリ向きではなかった・・・かも。

沢沿いの舗装された道

里山風景。ここで大和葛城山への道標が出て道迷いの不安解消

弘川城址への分岐。ここから舗装が途切れて階段

弘川城址へはこの橋を渡って。鬱蒼とした雰囲気の入り口

弘川城址への分岐を過ぎて舗装路が途切れやっと山道らしいいい雰囲気の中を進むと、展望の開ける所に出る。今日は霞んで遠望は利かないが眼下にはワールド牧場が、その右手奥の方向にはお馴染みのPLの塔も見えて気分は爽快だ。さらに進んで駐車場から40分、尾根に出ると小さな丸太のベンチがあってここからの展望もいい。少し早いがあんぱんを頬張って10分ほど休憩。

舗装が途切れると気持ちのいい道が続く

眼下にワールド牧場、右奥にPLの塔。遠目は霞んでいる

この丸太に腰掛けてちょっと一服

ここから道はさらに細くなるが踏み固められたしっかりとした道で周りの雰囲気もいい。しかし、この快適な道もしばらくで大きな周辺地図の案内板のある分岐(右へ行くと弘川城址 - 後で知ったが、この駐車場脇から弘川城址経由での道も自然林が多く楽しめる道のようだ - )を越すと地道の林道となって碓井谷林道との交差点四つ辻に出合う。

四つ辻からはほとんどが舗装された林道歩きとなって、しかもかなりの急坂が何ヶ所かある。正直、あまり楽しくない道を1時間近く歩くことになり、この道はこれからは敬遠したい。しかし、大和葛城山までは行かずとも弘川寺の境内に通じている下山時に通った「すぎ・ひのきの道」は雰囲気もよく、弘川寺周辺を網の目に張り巡らされている周遊路は桜の季節などには是非歩き巡りたいコースだと思った。何ヶ所かある駐車場も無料なのが、いい。

途中にある車止めの柵

山頂近くに来るとススキが。きつい登りもここまで

もうすぐ天狗谷道との合流点。この手前でダイトレに繋ぐ脇道もある

山頂のトイレに11時40分到着。途中10分休憩したので、ちょうど駐車場から2時間かかったことになる。家内のリハビリのタイムとしてはまずまずではないかと満足。山頂からの見晴らしもあまり期待できそうもないし、お腹も減ったのでツツジ園を見下ろすデッキに直行。大和側はほとんど見えないが、ススキと金剛山はなかなかのもの。ススキも今が見頃といった感じ。

ススキに囲まれた広いデッキを二人占めしてランチタイム。一人の時はおにぎりとゆで卵だけだが、家内と一緒だとお弁当も豪華である。お吸い物にデザートまで用意されて、この差はなんなんだ? デッキに寝そべったり、詰まらぬ会話を楽しんだりで40分もここに落ち着いてしまった。

吾亦紅

河原撫子

ススキは今が見頃

長居したデッキを離れ山頂へ回って20分ほどうろついて12時20分に下山開始。長い林道歩きをこなして四つ辻へ。家内は下りのほうが辛そうでここまで登りと時間はほとんど変わらない。四つ辻から15分ほどで登りで休憩した尾根の丸太のベンチで小休止。ここから少し下ると「すぎ・ひのきの道」との分岐。弘川寺境内へと通じているようなのと同じ道を帰るより変化もあるだろうとそちらの道に入る。

山頂広場から金剛山

林道を下る

真っすぐ行くと駐車場。右へ行くと「すぎ・ひのきの道」

「すぎ・ひのきの道」は「桜周回路」を経て西行庵址から弘川寺境内へと繋がり、自然林や桜の木々の中を通ったりと雰囲気も良いのだが、思ったよりも遠回りで、また階段も多くなかなか弘川寺までたどり着けなかった。通る人も稀なのか足下には草が生い茂り、一ヶ所道迷いして鉄塔下で行き場がなくなり引き返したりもするハメに。登りにこの道を使うと階段の多さに途中閉口するかもしれない。しかし、深山幽谷の趣が手軽に味わえる。

「すぎ・ひのきの道」

途中桜周回路の道標に従って左折すればすぐに西行庵址。ここからは桜の季節にはさぞやと思わせる雰囲気がある道が続き、西行法師のお墓のある広場に踏み込むと塵一つなく掃き清められた清浄の地となる。そこから清々しい石段を下ると弘川寺境内と本堂前に立てる。参拝して駐車場に戻るとすでに3時を回っている。かなりの遠回りをしたようだが、それだけの楽しみがあった。来春には弘川城址と桜周回路を繋いでこの辺り一帯を歩いてみたいものだと思った。

西行庵址(左)、西行法師のお墓のある広場。正面奥の右または左から桜周回路が続く(右)

西行堂(左)、弘川寺境内(右)

弘川寺本堂

Copyright(c) 2013 高所恐怖症の山歩き All Rights Reserved.