残暑の中を西高野街道(河内長野・石仏から橋本)

2008-09-13

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堺市大小路から西高野街道を河内長野まで、河内長野からは高野街道を国道371号線石仏交差点まで歩いてから2週間、少しは涼しくなったかと期待して出かけたものの、今日も暑い1日だった。天見までは蒸し暑く、紀見峠にかかる頃は風も出て空模様も少し悪くなり歩くには気持ちよかったのが、峠を下ると青空一杯に恵まれてしまった。

千早口へ続く遊歩道。上の橋から左の道を降りてくる(左)、千早口の手前で、稲穂がたわわに稔る道。右に南海高野線(右)

高野街道は石仏交差点から国道371号線を歩く訳だが、歩道の整備されていない区間もあり、「街道ウォーキングマップ」にも紹介されている美加の台駅下の遊歩道を天見出合の辻へと向かうのが無難なコース。この遊歩道は危険もなく、川に沿った林の中や田園風景の中をのんびりと歩ける素晴らしい小径だが、「七里石」を見ようとすれば国道371号線に戻らななければならない。パスするのも心残りなので千早口駅への案内に従って分岐を右に取り、千早口駅手前で右折、突き当たりを左折して集落の中の街道沿いに行く。右手に弘法大師所縁の「松明屋」というお堂を見て、少し行けば国道371号線。さて、ここからが大変で「七里石」までの200mは車にいつ撥ねられるかとヒヤヒヤの連続。大型トラックが来れば立ち止まるしかない。石仏から「七里石」まで約40分。ちょうど10時。

弘法大師所縁の「松明屋」。古いお堂が残る(左)、歩くと怖い国道371号線沿いの電柱の横にひっそりと「七里石」(右)

「七里石」からもしばらくは歩道のない交通量の多い、歩くには命がけの道がつづく。少しだけ歩道のある区間があってそれもすぐに途切れる。ここから出合の辻までは道幅も狭くさらに危険なため国道から退避。天見駅前を過ぎ、出合の辻で国道を横切ってすぐに右の小道に入れば天見の集落の中の旧街道。

天見駅前(左)、出合の辻、真っすぐ行けば岩湧山方面。今日は国道を渡って左へ行く(右)

距離は短いが山間の農村といった感じでなかなか雰囲気はいい。すぐに島の谷の交差点に出てまた国道と合流するが、ここからは歩道が完備されているので安心して歩ける。

雰囲気のある道(左)、島の谷の山村風景(右)

島の谷からは緩い坂道を登り切ると、紀見峠トンネル。トンネルの手前を右に旧国道へと入る。ここからは少し傾斜もきつくなるが、かつての国道170号線、たいしたことはない。峠に登り着くまで、ランナー1人、サイクリングする人2組3人、単車1台、車2台と出会う。結構利用されている道のようだ。

左は371号線、トンネル手前で右の旧国道170号線へ(左)、紀見トンネルの真上(右)

峠の手前で、まず左へ金剛山へのダイトレが、すぐに右へ岩湧山へのダイトレが分岐している。ダイトレは千早峠から砥石谷分岐までの区間をまだ歩いていないので新鮮な気分で見送る。さらに少しで旧国道から左に分岐して旧街道沿いに入ると新しい紀見峠の道標があって、すぐに「六里石」。ここで和泉山脈の鞍部、標高430mの紀見峠から遥か高野の山並みを望んで紀伊の国へと入っていく。「七里石」から1時間、約6000歩。

新しい紀見峠の道標(左)、「六里石」とその向こうには「岡潔博士生誕地」の記念碑(右)

「六里石」からは往年の宿場町の名残を残す紀見峠宿の中を下る。さて、紀見峠では楽しみが1つあった。ネット(快道ウオーキング)で見つけた峠の茶屋「丹波屋」さん。ここでコーヒーでも飲んで一服するつもりだった。モーニングサービスは11時まで、ギリギリ間に合いそうだ。あった、あった! 街道沿いに雰囲気のいい佇まいだ。入口には季節の花をあしらったりする心遣いもいい。営業日は、火、木、土、日曜日・・・なのだが、本日都合により休業・・・あ〜あ〜、どっと疲れが出てしまった。

山間に隔絶された感のある紀見峠宿だが、雰囲気は明るい(左)、雰囲気一杯の峠の茶屋「丹波屋」。残念ながら、臨時休業(右)

紀見峠宿を過ぎると急勾配の下り道。めぼしい休憩ポイントが見つからないので、紀見峠駅にも通じている人気のない木陰にどかっと腰を下ろして、持参の菓子パンとコーヒーでしばし休憩。活力を充電してさらに下れば紀見トンネルを出た辺りの国道と合流。時間は11時20分。出合の辻が10時20分だったので、紀見トンネルを越えるのに休憩時間を除くと40分あまりのようだ。

旧国道を横切ると急勾配の下り坂で、この右の土の上に腰を下ろして休憩タイム(左)、稲穂の向こうに秀麗な三石山の山容が(右)

峠を越している間は気持ちいい風が吹いていたのが、峠を降りた途端に青空が広がるようになり、暑くて堪らない。和歌山側の国道371号線はほとんど歩道の整備が行き届いてあまり危険な箇所はなく、峠から下って国道に合流した後は、慶賀野交差点で旧街道に分岐する。途中に分岐のあるところは左に行くのだが、私は右に下ってマクドナルドでハンバーガーを調達して横の畦道から元の街道に戻った。稲穂の稔る高台の道は澄み渡っていればさぞかし展望のいい事だろう。ここから次の分岐を右に行くとぐるっと回って国道に合流するが、この分岐を真っすぐ行くと大福寺に突き当たる。ここで参拝して境内を借りて小休止したが、奥の急階段を下りられるようだ。

稲刈りの済んだ田んぼ(左)、大福寺への道(右)

国道に戻ってしばらく行くと右手に「五里石」。「六里石」から1時間10分(小休止2回含む)、約6000歩。だいたい1里につき6000歩前後、約1時間ほどのようだ。

右手に「五里石」が見えてきた(左)、「五里石」(右)

「五里石」を過ぎてすぐ、高架の手前を右に曲がって国道から逸れる。橋谷の集落を抜け景色のいい少し高台の小道から下ってまた国道に合流する。京奈和道路の高架の手前で左に分かれてしばらく交通量の多い狭い旧国道を我慢して歩くと、歩道も立派に整備され、JR和歌山線と高野街道と大書されている南海高野線の線路下をくぐる。

雰囲気あるたたずまい(左)、南海高野線ガード下(右)

ここからは賑やかな町並みに入り、1つ目の信号のある所を斜め左に入って少し歩いて国道24号線を車に注意しながら素早く横断するのだが、いったん右の交差点に戻って信号を渡るのが危険がない。横切ればすぐに紀ノ川に出くわし、「四里石」と立派な常夜灯がある。かつてはこの常夜灯のある辺りから紀ノ川を船で渡ったらしいが、今はもちろん、上流にある橋本橋を越える事になる。

「四里石」、突き当たりは紀の川(左)、大常夜灯(右)

学文路まで行くつもりだったが、思いのほか暑さが厳しく、本日はここまでとして橋本駅に戻り、13時29分発のなんば行きに乗って帰る。

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