酷暑日に行く冬の高見山の偵察

2008-07-06

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堺で35度を記録したという酷暑日に、厳寒期の霧氷・樹氷で名高い高見山を大いに季節外れが可笑しくて行ってみた。バス停・高見山登山口から登るのが最初の予定だったが、河内長野から2時間あまり、車中の会話でこの暑さに弱音も出て、小峠、または大峠まで楽をしようと衆議一致。高見山登山口も見過ごして高見トンネル手前の高見峠への案内板があるところまで来てしまい、これはもう、旧道へ入るしか、ない。

大峠の駐車スペース、標高は890m。涼しい訳だ(左)、この鳥居をくぐって。階段途中から旧伊勢街道が小峠へと通じている(右)

途中左に車止めがあったが、あとで、ここが小峠への入口と気が付いたものの、その時は見過ごしてとにかく先へと進む。落石跡を過ぎると広場になった峠、大峠に着いてしまった。すでに5,6台の車が止まっている。ここに来るまでも、窓を全開にすれば爽やかで涼しい風に驚嘆したが、大峠にも涼しい風が吹き渡っている。

このような気持ちいい上り道が山頂までつづく

家を出る時はこの暑さでバテてしまわないかと少しの不安はあったが、なんのなんの、すこぶる涼しいではないか。結局は暑さを感じるどころか、避暑に来たようなとっても得した今回の山歩きとなった。さて、最初の計画では高見山登山口から小峠を経て山頂に登り、大峠に下り、また小峠経由で元に戻るというものだったが、予定は未定で大きく狂い、大峠から山頂を目指すことになった。ネットで調べていた時は大峠からは急な坂とあり、登りは避けたかったのだが・・・

トイレで用を済まし、鳥居をくぐり階段を上る。丈の低い自然林の中を思ったほど急でもない登山道が続いている。下草も灌木も無く爽やかな足下と日差しを遮ってくれる樹上の柔らかい緑の葉が、歩く者にとってとても優しく感じられる。少し登れば頭上がぽっかりと空いたベンチの置かれたレストポイントに出る、それほどの暑さは感じられない。眺望も素晴らしい。

レストポイントから頂上はすぐそこに見える(左)、レストポイントから南方面の重畳とした山並み(右)

春、秋はのんびりとできそうだ(左)、振り返ると・・・(右)

樹間に入ったり、出たりで高度を上げていくと拍子抜けするほどの歩きで山頂に着いてしまう。1時間もかからなかったと思う。長丁場の暑さ覚悟で飲料を普段より多めにリュックに詰め込んだが、持ち帰りになりそうだ。山頂では360度の展望を満喫できるが、狭く、展望台と避難小屋の中以外は平らなところがほとんどない。

大峠からは高角神社の裏に登りつく

10時半頃に山頂に着いた時は誰一人居らず、この暑さでは登る人も少ないのかと、山頂を独占状態で持参のカレーを温め早い昼飯としたが、その間5,6組の方が登って来られる。盛夏でもなかなかに人気のようだ。狭い山頂は霧氷・樹氷のシーズンは場所の確保も大変だわいと今から心配になる。秋の紅葉、冬の樹氷を楽しみに何度も訪れたいいい雰囲気の山だと思う。

山頂避難小屋

頂上から北側に広がる山並み(左)

このまま大峠へ下ったのではあまりにあっけない。せめて、小峠経由で帰ることにしよう。ここもまた素晴らしい雑木のトンネルだ。すぐに案内板があって「笛吹岩」とある。断崖からは南の展望が開けているが、高所恐怖症の者はあまり前へは出られないのが口惜しい。道は整備されて鎖や丸木階段もところどころに付けられている。謂れある岩岩の案内板を横目にひたすら下れば、平野との分岐。ここの案内板によれば小峠手前で大峠に通じる旧伊勢街道に取付けるようだったが、小峠までの急降下中では見つけられなかった。

自然林のトンネルを下る

林道が見えて、鳥居を潜って小峠に着いてしまったので、舗装された車道歩きを覚悟して林道を少し進めば、左上に山道が見える。これが旧伊勢街道と見当をつけて先へ進むとすぐに小さな沢を越える。水に手を入れると、冷たい。タオルを浸してきつく絞って顔中を拭けば生き返った心持ちになる。緩い登りを20分あまり歩けば大峠の広場。予定より早いご帰還で、あとは、のんびりと何処の温泉に入り浸ろうか。

小峠(左)、クマ出没注意の立看が至る所に。コワ〜(右)

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