青根ヶ峰と吉野の桜と草餅と

2008-04-20

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近鉄吉野線上市駅を午前9時3分発の宮滝・大滝方面へ行く奈良交通バスに間に合うよう乗車した近鉄吉野行き急行の前2両はリュックを背負った中高年のハイカーが大方を占めている。下千本、中千本は葉桜ということだったので上千本から奥千本を目指す人たちと思っていた通りほとんどが上市駅で下車。田舎の小さな駅前は瞬く間にバス待ちのハイカーで溢れかえった。

蜻蛉の滝公園

幸い、8時54分発の臨時バスに乗り込め、出発だ。臨時バスなのでハイカーの降りそうな停留所しか停まらない。まずは宮滝、ここからのハイキングコースも行ってみたい候補の一つだ。次の西河で下車。ここから1kmも歩けば蜻蛉の滝公園。枝垂れ桜が満開だ。蜻蛉の滝も予想以上の迫力と水量で大満足。眼の回る螺旋階段で滝壺見学の道草を喰って周回道路をさらに進めば、少し怖い吊り橋や蜻蛉の滝を少し離れて眺められるビューポイントなど、見所一杯の素晴らしいロケーション。

蜻蛉の滝

吊り橋から下を覗いてみる

車道に出て吉野山への標識頼りにしばらく舗装された道を進むとそのまま山道となる。緩い登りと右下に流れる音無川(ゴーゴーと岩床を流れる音が響く)の清流に沿っての快適なハイキングコースだ。音無川を渡るとそろそろ本格的な山道となり勾配もきつくなる。この急坂をこなせばフクロウも鳴く深い森、そして左側の斜面が深く谷に続く細い道。緩い登りで景色がいいのだが高所恐怖症の者にとってはいささか難所ともいえる。ヘッピリ腰でここを通過して車道に出れば左前方に吉野山最高峰という青根ヶ峰への取り付きの階段が眼に入る。10分ほどの今回1番の急坂をこなせば青根ヶ峰山頂。展望はほとんどない。

轟音響かせて流れる音無川

青根ヶ峰山頂と三角点

青根ヶ峰山頂は狭い上にたくさんのハイカーが登ってくるので落ち着かない。12時にはまだ少し間があるので小休止して下山。西行庵に行くかどうか迷ったが思いのほかのたくさんのハイカー、観光客で辺りは賑わっており、あの狭い細道は渋滞するだろうと思い断念。金峯神社で満開の桜に満足して、高城山展望台へ。ここも桜は満開。ちょうど青空も広がってかっこうの食事場所も確保できて、リュックから取り出した冷たいビールで乾杯すれば至福のひと時。

金峯神社

高城山展望台

小1時間ほどのんびりとして高城山展望台を後にすれば、ぬかるみの道とどこにでも入り込んでくる車の排気ガスに悩まされ吉野駅を目指す。途中水分神社の枝垂れ桜は見事に咲き誇り、吉野山大展望台からは中千本が満開の時はさぞやと思わせる蔵王堂の俯瞰、二上山から岩湧山に至るダイトレの山並みなど見応え充分。奥千本に向かうバス乗り場の長蛇の列を横目に見ながら歩行者天国に入れば気分はすっかり観光旅行。雑踏に紛れ土産物屋を冷やかしつつお目当ての草団子と桜餅はしっかり買い込み七曲がりから吉野駅に着いたのは2時30分。まだ帰り客は少ないのかスムーズに急行の吊り革に掴まった。

水分神社の枝垂れ桜

吉野山大展望台から蔵王堂

吉野山大展望台から金剛山(左)と大和葛城山

蔵王堂近くから振り返った中千本から上千本にかけて(左)、黒門が見えると吉野駅を目指すのみ(右)

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